・障がいがあっても 自由に移動できる社会を目指して

 国交省は2020年までにタクシーの車両44,000台を車いす対応の福祉車両にするという大きな指針を掲げています。この方針を受け、タクシー事業者は車いすのまま乗車できるユニバーサルデザイン(UD)車両の導入を始め、高齢者や障がいのある人の乗車について積極的に取り組みを進めようとしています。

 障がいのある人たちは様々な困難さを抱えています。駅やバス停まで歩くことや階段の昇り降りが困難な方、車内マナーの理解が難しい方などには、公共交通機関は必ずしも利用しやすいものではありません。便利なはずのタクシーにおいても、安全に乗車するために守らなければならないルールの理解が難しい人にとっては、簡単に利用できる手段ではありません。

 こうした現状を踏まえて、障がいのある人も“もっと普通に・当たり前に”タクシー利用ができる地域、社会を目指してこのプロジェクトは始まりました。様々な障がいについての理解を求め、障がいのある人やその家族、それを取り巻く支援者らの思いをタクシー経営者や乗務員の方々に伝えてきました。タクシー関係者からの不安な気持ちもお聞きして、相互理解を進めています。
  
 ちょっとした工夫で障がいのある方も安心して移動することができたら… 
『かれんタクシー推進プロジェクト』は、そのお手伝いをしていきたいと活動しています。

  • ・[動画]インタビュー「乗務員さん、実践の声」

    2019-08-01 投稿者:

    障がいがある人も、タクシーを移動手段の1つとすることができないか。 登録し、面談することで、付き添いなしで乗車することができたら、タクシーも移動のための1つの選択肢となる。そう考えて、かれんタクシーの取り組みが始まって、… 続きを読む

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